地震は、どこにいる時に起きるか分かり
ませんが、家には備えがやはり必要です。

いざという時にどういうものが役立ったのか
何がなくて困ったのか・・

この記事では、経験者の体験談を載せています。

参考にされてみて下さいね。

 

地震の備えを経験者が語る、これがあって本当に良かった!

無くて困った

携帯ラジオです。

市街地の職場で地震に遭ったので、会社から
自宅までの情報程度しか分からず、自分の
実家に津波が来ている事すら知らないで
数日間を過ごしました。

ようやく情報が入って来たのが、携帯の充電
が可能になりワンセグでニュース画面を
見たときでしたので。

とにかく地震などの震災の時は「情報」が
何より重要です。

公園で地元新聞社の号外を回し読みしたり
していましたが
「自分専用のラジオがあれば…」と
何度後悔したか知れません。

ようやく家電量販店が再開した時でも
いちばん最初に売り切れたのが
「ラジオ」と「乾電池」だったそうです。

それ以来、自宅には複数台の小型ラジオを
備えており、電池も定期的に備蓄品を
取り換えながらストックしています。

※ラジオを複数台、というのは自分以外で
必要になった人に少しでも協力できれば
との想いからです。

 

あって良かった

自転車です。
予想以上に役立ってくれました。

地震の後の停電で、街に出ても信号はついて
おらず、ガソリン不足で車やバイクも
次第に使えなくなりました。

そんな時に例えママチャリでも
「自転車」の存在はありがたかったです。

電気がつかないので、朝明るくなると
自転車で街に出ました。

そしてどこかで行列を見つけると
とりあえず並んでみる。

並んだ時点では何が買えるのかも分からない
状態でしたが、パンや納豆などが
手に入ることもあったのです。

自販機も全滅でしたが、自転車であちこち
回っていると裏通りのビルの中の自販機が
まだ生きて居るのを見つけることも
出来ました。

そして何よりも役立ってくれたのが
「実家の両親の安否確認」でした。

片道6時間以上かかりましたが、国道が
陥没して通行不能だった時に自転車で
実家まで行きました。

両親の元気な姿を見て、思わず腰が
抜けました。

とにかく「自転車」は本当に心から
「あって良かった!」と実感しました。

これだけは用意しておこうと思った物

1.ラジオと乾電池
2.飲み水
3.缶詰
4.タオル類
5.医薬品

 

 

地震で備えるもの必要性を痛感!

無くて困った

食べ物の買い置きをしておけば良かった!と
心底思いました。

我が家は震災に会うまで食べ物の買い置きを
しない家庭でしたので、食べるものが
なくなってしまい本当に困りました。

カップラーメンや乾麺はありましたが
水が出なかったのでゆでることが出来ません。

周りのお店はどこもやっていませんでしたし
唯一残っていたみかん二つを家族四人で
分けて食べたのは
忘れられない思い出です…。

あと懐中電灯も無くて、すごく困りました。

携帯の光しか灯すものがなくて、その携帯
も充電がなくなったら困るので頻繁には使えず
トイレに行くのが怖かったです。

私が住む地域は、停電が三日ほど続きました
ので夜が来るたびに、今日も真っ暗の生活か
…なんてため息が出たものです。

あって良かった

空きダンボールが役に立ちました。

家のガラスがことごとく割れてしまった
のですがダンボールで塞いで窓がわりに。

私は東日本の体験者で、3月11日はとても
寒い日でした。

ダンボールがなかったら凍え死んでたかも
しれません。

また、乾電池で聴けるラジオがあったのも
良かったです。

停電が続いてテレビが見れなかったので
唯一の情報源になってました。

我が家は当時プロパンガスを使用していた
のですが、これも助かりました。

プロパンは無傷だったので、ガスが
使えたのです。

トイレも水洗では無く、汲み取り式のトイレで
あの時ほど汲み取り式で良かったと
思える日はなかったです。

皆さん水を流すのに困っている中、我が家は
排泄は何の苦労もなかったので、昔ながらの
造りの家の方が意外と震災に強いのかも
しれない…と思いました。

これだけは用意しておこうと思った物

常にすぐに食べられる物を置いています。

スナック菓子や食パンなどの、ただ開封
すればすぐに食べられるものです。

これは絶やさずに家に置いておくように
しています。

水やお茶も常時冷蔵庫に入れておくように
しています。

懐中電灯とソーラー電池も用意してあります。

 

 

地震の備えで、一軒家やならではの備えておきたい物とは?

無くて困った

その時に所有していなくて困ったもの、それは
「ブルーシート」です。

大きな地震が起こった際、特に一軒家で最も
厄介なのが雨漏りです。

家の屋根が瓦だったので、大きな揺れに
よって崩壊し落下。

その際に2階の棟瓦の塊が落ち、1階の屋根に
大穴を開けてしまいました。

さらに最悪なのがその後天気が崩れて
雪や雨が降ったので、壊れた棟瓦の隙間や
開いてしまった大穴から盛大に水が侵入して
きたのです。

そんな状態ですから電気が復帰しても漏電の
恐れがあって使うことが出来ないですし
それほどの被害が出たのですから
リフォーム業者なども機能していません。

もしその時自宅にブルーシートを2〜3枚
持っていれば、屋根の大半を隠す事ができ
雨漏り・漏電の心配も軽減したのではと
感じています。

もちろん屋根だけではなく室内の雨漏り対策
や壊れた物を外に置いておくときにカバーに
も使えたでしょうね。

あって良かった

持っていて助かったものは結構ありますが
中でも「ポリ袋」「新聞紙」「自転車用のライト」
の3つは非常に助かりましたね。

まずポリ袋と新聞紙ですが、水道が復帰するまで
の2週間トイレで大活躍です。

水道が使えないため給水車から配給される水が
生命線だったのでトイレを流す為に使う余裕
などありません。

特に大きい方が問題になるので新聞紙に包んで
ポリ袋に入れ処理するようにしました。

家中のポリ袋を集めたら2週間保つ位の数に
なったのは驚きましたが。

次に自転車用のライトです。

停電になってしまうと灯りがないため
夜の行動が制限されてしまいます。

外出しようにも街頭も点いておらず真っ暗
トイレに行くにも手探りではなかなか難しい。

しかし自転車用のライトを持っていたお陰で
安心して夜でも行動が出来たのです。

自転車用のライトは小型なのに明るいと
いう特徴があるのも安心感を持たせて
くれました。

これだけは用意しておこうと思った物

ブルーシート、ポリ袋、新聞紙
自転車用ライト、電池、カセットボンベ
トイレットペーパー

 

 

地震でトイレがやっぱり困る!

無くて困った

簡易トイレです。震災のときは長期間断水
していましたので、水洗トイレは流すことが
できませんでした。

風呂水を貯めておいたら流せたかもしれま
せんが、下水道も損傷しているだろうことは
簡単に想像できましたので、それにも
抵抗がありました。

結局、小便は自宅のトイレでして、流さずに
貯めることにしましたが、大便はそういう
わけにはいきませんでしたから1日1回
避難所まで行って行列に並んで大便をする
という生活を繰り返していました。

こういった生活は、水道が復旧するまで
続きました。

実は、携帯電話で検索して
「手作り簡易トイレ」の作り方は
見つけていました。

大きさの違う段ボール、黒いゴミ袋
新聞紙があれば簡易的な洋式トイレが作れる
とありましたが独身男性でそんなものは
揃うはずもないので役には立ちませんでした。

 

あって良かった

携帯式の音楽プレイヤーです。

震災のときは数日間停電が続きました。

昼間はいくらかでも明るさがありましたので
本を読んだり、時折携帯電話で情報を見たり
していましたが、夜は本当に真っ暗なので
懐中電灯で手元を照らして、最低限の明かり
だけで過ごしていました。

ちなみに、ろうそくはありましたが
部屋が汚かったこともあり、余震で
ろうそくが倒れたら確実に火災に
なると思い使いませんでした。

部屋の中で、ベッドだけはものが
倒れてこないようにレイアウト
していましたので、生活のほとんどは
ベッドの上だけでした。

懐中電灯も最低限、携帯電話も最低限しか
使っていませんでしたので
寝る以外は何もできない生活でした。

そんな中、1日に30分だけ携帯音楽
プレイヤーで気持ちが明るくなる曲を
選んで聴いていました。これで精神的には
かなり救われました。

ちなみに、現在はスマートフォンに音楽を
入れて音楽プレイヤーとしても使うことが
できますが、それぞれの充電の消耗を考えて
今でも音楽プレイヤーは別に持っています。

これだけは用意しておこうと思った物

①簡易トイレ
②携帯充電器(容量の大きいものを複数)
③電池式の照明
④食料
⑤ラップ(多めに)

 

 

地震の備えで経験者の不安は、やはりあの備えの不足?

無くて困った

まず十分な非常食です。3食分くらいは
在庫を持っていました。

しかし、今考えれば当たり前なのですが
3食で家族3人に十分な食料を分け与えるのは
結構難しかったです。

幸い、地震が発生した直後の早い段階で
近所のスーパーマーケットに食料を
沢山買い込んだので何とかしのげましたが
ライフラインが完全に復活するまで
「ちゃんと食料が確保できるか」
すごく不安を感じながら生活することに
なりました。

もう少し、非常食を用意しておくことが
重要とすごく理解できました。

また水も結構不足しました。

飲料水は現在居住中のマンションで
配布があったのでなんとかなりましたが
トイレやお風呂の水が本当に
こんなに必要だとは思ってもいませんでした

あって良かった

サランラップです。

食事をした後、お皿や茶碗を洗う水が勿体
なかったので、どうにか節水できないか
考えた時にサランラップを食器に貼って
食器に汚れがつかないようにする方法を
テレビでだいぶ前にやっていたことを
思い出しました。

これにより洗い物に必要な水が
必要なくなりました。

あとは充電式電池です。

たまたまウチには買い込んだ充電式電池が
結構ありました。

計画停電が行われる前に、できる限り充電を
しておきました。

これにより、携帯電話のバッテリーが切れる
こともありませんでした。
(携帯電話は実家の両親と連絡するのに非常
に重要なコミュニケーションツールに
なりました)

あと、充電池を電源としてUSBで繋いで使える
電化製品もあったので助かりました。

これだけは用意しておこうと思った物

米、缶詰、水、簡易式トイレ、電池

 

おわりに

いつ起きるか分からないのが地震です。

自分にとって必要なものを
一度再確認して、備えておくと
安心ですね。

体験者の方の声が少しでも参考になればと
思っております。

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